Mochaの投資攻略メモ

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レイバーデーは株・仮想通貨のトレンドを変えるか?

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レイバーデーって何?重要なの?

レイバー・デー(Labor Day)は、「労働者の日」の意で、アメリカ合衆国において連邦政府の祝日の一つで、9月の第1月曜日と定められています。

米国株式市場では「レイバーデー明けからセンチメント(投資家が市場に抱く心理状態)の変化に気を付けろ」と言われています。日本の新年度入りは4月ですが、米国では9月からが新年度です。レイバーデー明けの新年度スタートの日から気持ちを切り替えようという機運が高まるのです。

また、米機関投資家は7/4の独立記念日からレイバーデーの間に夏休みをとるらしく、これが「夏枯れ相場」の原因でもあるようです。

「夏枯れから機関投資家が市場に戻ってくるレイバーデー明け後、新しいトレンドが生まれやすい」と言われていますが、今回はこれを雑に検証していきたいと思います。

 

夏枯れ~レイバーデー以降の値動きを見ていきます

仮想通貨は機関投資家が参入してからの歴史が浅いため、米国株価指数のS&P500について見ていきます。

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こんな感じで、7/4〜9月頭までの値動きとその後の値動きを1998年まで見てみました。

色々数値を出したりとまともな分析はめんどくさくてしてませんので、ざっくり感想だけ共有します。

 

結論というか感想

長期右肩上がりの米株において、トレンドを変えるような動きはそもそも難しいようです。ですが、ある程度の調整は入る傾向が多いかなと。7~9月に上昇していれば下落調整、7~9月に下落していれば上昇、ということが多いようです。もちろん、7~9月に上昇しその後も一切調整せず上昇していく年もあります。

 

2022年のこれからの動きを少し考えてみます。

現在の状況は、「下降トレンドでの上昇反発中」ですね(トレンドの判定には賛否がありそうですが)。

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同じような状況が無いか探してみると、リーマンショック後の下降トレンドでもこの期間に反発しているところがあります。

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9月以降は続落となっていますね・・・。反発の力は2022年の方が大きいので、底値を割ってくる展開になるかというとわかりませんが、警戒はしておきたいです。

 

まとめ

レイバーデー明け後、トレンドを変えるような強い値動きは滅多にありませんが、7~9月間の値動きに対して調整する方向に動くことが多いことがわかりました。投資歴の長い人の間では、リーマンショックや1929年の「暗黒の木曜日」のような数少ない大ショックが強く印象に残っているのかもしれませんね。

2022年は夏の間にしっかりと上昇してしまったので、9月に入ってからは下方向を警戒した立ち回りを心がけようと思います。